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順天堂大学や北里大学も女子受験生が不利に

2018年12月13日 09:27

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記事提供元:スラド

 今年8月、東京医科大、女子受験生に対し一律減点を行なっていたことが発覚した。女性医師は現場から敬遠される雰囲気があることが女子受験生を不利に扱う理由と言われているが、順天堂大学および北里大学も同様に女子受験生に不利な入試を秘密裏に行なっていたことを明らかにした(朝日新聞時事通信)。

 順天堂大学においては、「一般A方式」において「学力試験の成績順位201位以下」の受験生に対し、性別および浪人年数によって取り扱いを変えていたほか、小論文(0~0.4点)と面接試験(1.0~5.0点)の合計点で選考される二次試験において、女子の基準点を男子よりも「0.5点」高く設定していたという。この「男子優遇」は「地域枠」「国際枠」以外のすべてで行われていた(順天堂大学の発表)。

 基準点を変えていた理由は「女子の精神的な成熟は男子より早く、相対的にコミュニケーション能力が高い傾向にある」ため、「男女間の差異を補正するもの」とされていたという。しかし、面接試験における女子の平均点と男子の平均点の差は平成25年から30年の間で平均0.20点であり、「0.5点」という合格基準点の差について第三者委員会は「合理性がない」としている。

 なお、第三者委員会による「緊急第一次報告書」(P.49)によると、「女子の方が相対的にコミュニケーション能力が高い」根拠としてSex differences in the course of personality development: A meta-analysis(Lawrence Cohn、1991)という論文が提出されたそうだが、この論文はコミュニケーション能力の差異について論じたものではなく、入試の評価基準を変えるのに十分なものではないという指摘もある

 また、北里大学は今年の医学部一般入試の繰り上げ合格者を決める際に男性や若年者を優先していたという(読売新聞北里大学の発表)。理由として正規合格した男子の辞退が多かったことや、「手術に立ち会う際の体力面などを考慮」したためとしている。なお、北里大学は発表で次のように記している。

 北里大学医学部は非公表の大学と女子大学を除き、入学者に占める女性の割合が私立大学医学部中最も高く、2018年度文部科学省調査結果では22歳以上の受験生の合格率が私立大学医学部中4位と非常に高い水準です。また、合否判定におきましては、特定の受験者への加点、属性による加点及び減点は一切行っておりません。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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