TableCheckと三井住友カードが提携 スマホ決済「TableCheck Pay」開始

2018年12月10日 16:34

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「TableCheck Pay」のサービスロゴ。(画像: TableCheckの発表資料より)

「TableCheck Pay」のサービスロゴ。(画像: TableCheckの発表資料より)[写真拡大]

 TableCheck(東京都中央区)は10日、三井住友カード(東京都港区)と提携し、飲食店・レストラン専用のスマホ決済サービス「TableCheck Pay(テーブルチェックペイ)」の提供を開始した。レストランを利用するユーザーは、同サービスを利用することで食事後の会計をスピーディーに済ませることが可能だ。また店舗側も、つり銭の渡し間違いや金額の入力・計算ミスといったありがちなミスをなくし、会計時のオペレーションを大幅に減少させることができる。

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 これまで食事後の支払と言えば、現金かクレジットカードが主流だった。しかしTable Check Payでは、ユーザーがレストランを予約する際にクレジットカード情報を事前に登録しておくため、支払時に現金やクレジットカードを用意する必要はない。またクレジットカード使用時のサインも不要となるので、スムーズに会計を済ませることが可能だ。また、クレジットカード以外の支払方法として、スマホ決済では一定の市民権を得つつある、QRコードによる決済に加え、SMSやEメール経由で支払通知を受け、メールに記載のリンクから「Table Check Pay」の支払用ページにアクセスし決済をするメール決済を選択することもできる。

 メール決済を選択すれば、専用アプリのダウンロードは不要。TableCheck マイアカウントへの登録のみが必要だ。登録自体は個人情報とクレジットカード情報を、TableCheckのWebページ上から登録するだけ。すぐに利用を開始することができる。

 またTableCheckは、同社が提供する「TableCheck Pay」と「キャンセルプロテクション」のカード決済手数料を、2019年1月よの3.9%から3.19%に引き下げるとも発表した。決済手数料が原因でサービス導入を躊躇していた飲食店への導入を推進する構えで、これまでキャッシュレス決済の導入を見送っていた飲食店に対して導入ハードルを下げることで、飲食業界全体のキャッシュレス比率の向上を後押しする狙いもある。

 第1弾となる今回の発表では、三井住友カードのプラチナ・ゴールド会員のみが本サービスの提供対象になるとのことだ。

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