関連記事
年末ラリーを意識した流れに期待【クロージング】
*16:20JST 年末ラリーを意識した流れに期待【クロージング】
3日の日経平均は7営業日続伸。223.70円高の22574.76円(出来高概算13億4000万株)で取引を終えた。注目されていた米中首脳会談において、米国が中国への追加関税を90日間猶予すると決めた。関税撤廃など完全解決には至らないが、一先ず交渉決裂による貿易戦争の激化は回避した格好となり、市場はこれを好感。22600円を回復して始まった。グローベックスの米株先物の上昇や中国・上海指数が2%を超える上昇となる中、後場寄り付き直後には22698.79円と22700円に迫る局面もみられた。ただ、週明けの米国市場の反応を見極めたいとするムードもあり、大引けにかけては、やや上げ幅を縮めている。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは空運を除く32業種が上昇しており、海運、石油石炭の上昇率が3%を超えたほか、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、電気機器の強さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>が重石となっている。
米国が中国への追加関税を90日間猶予すると決めたことが一先ず安心材料となった。先延ばしといった格好ではあるが、想定された中では最良の結果といったところであろう。東証1部の出来高は13億株台と低水準であり、日本主導での上昇は期待しづらいところでもあり、オーバーナイトのポジションを避ける中で、大引けにかけては上げ幅を縮めている。全体としては景気敏感株への買い戻しの流れが強まっており、内需・ディフェンシブ系は利食い優勢といったところから、リバランス中心ではある。
しかし、グローベックスのNYダウ先物は500ドル近く上昇しており、週明けの米国市場がこのまま強い動きをみせてくるようだと、改めて好感した流れとなる可能性がある。日経平均は11月8日の直近戻り高値を突破し、一目均衡表では雲下限を突破し雲上限レベルを捉えてきている。雲上限は今後22700円処での横ばい推移が続くため、まずはこれを突破できるかを見極めたいところであろう。この水準をクリアしてくるようだと、テクニカル面でも強気スタンスに向かいやすい。また、マザーズ指数も7営業日続伸となった。外部環境に対する不安感が一先ず落ち着く格好となったことから、年末ラリーを意識した個人主体の売買が活発化しやすくなろう。《CN》
スポンサードリンク

