オハイオ州は、税金の支払いをビットコインでできる最初の州になった

2018年12月3日 13:09

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:09JST オハイオ州は、税金の支払いをビットコインでできる最初の州になった
オハイオ州は、税金(法人税)の支払い方法としてビットコインを受け入れた米国で最初の州となった。ウォールストリートジャーナル紙によれば、企業はビットコインの支払いにアクセスするために、OhioCrypto.comに登録できるようになっている。
オハイオ州会議事堂
この取り組みは、オハイオ州の財務長官であるJoshMandel氏の提案によるものであった。JoshMandel氏は、ビットコインは透明性が高く、迅速に処理でき、安全性が高く、その開発は、人々が無視すべきではないイノベーションを代表するものである、と指摘した。現在、23種類の税金がビットコインで支払われてもいいようになっている。
JoshMandel氏
「私は通貨の正当な形態としてビットコインを見ている」とJoshMandel氏は述べている。
JoshMandel氏はまた、Bitpayがビットコインの支払いを処理するプラットフォームとなると発表した。処理としては、Bitpayがすべてのビットコインを蓄積し、その後、ビットコインを米ドルと両替し、その両替した米ドルを米国財務省に送るようになっている。したがって、企業はBitpayのプラットフォームを使用するために、オハイオ州に本社を置く必要はない。
BitPayは、法人がOhioCrypto.comで税金の支払いを開始すると、各取引ごとに15分という時間枠で為替レートを設定する。BitPayは、割り当てられた時間枠の間で市場変動のリスクを想定する。
しかし、この支払い方法はまだ個人は利用できないが、納税者が税金を払う際に、自分が選択し税金の支払い方法で納税ができるようにするための対策が講じられている。現時点では、法人だけがOhioCrypto.comのプラットフォームを使用できる。
最近のオハイオ州の財務省の税金の支払い方法の変更は、ブロックチェーンのような新しい技術の採用が、暗号通貨の支払いにより正当性を与える方向に導くはずだと、強く信じているJoshMandel氏のおかげである。ビットコイン以外の他の暗号化を税金の支払いに採用するどうかはまだ予定されていないが、今後、さらに他の暗号通貨での税金の支払いも追加される予定である。
ビットコインを税金の支払いに使うことを決定したことは、少しの驚きをもって迎えられた。とくに、わずか6日で6500ドルからほぼ3000ドルに下落したことは驚きだった。オハイオ州の人たちは、以前も言われたようだが、ビットコインは底値が見えた可能性があると主張しているが、それは時間が経てばわかることだ。Bakktによって発表された、やがてやってくるBitCinFuturesでもって、ビットコインの価格が12月には上昇すると期待されている。ぜひそうなってほしい。
出典「OhioBecomesFirstUSStateToAllowPayingTaxesWithBitcoins」


【ニュース提供・エムトレ】《US》

関連記事