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続・「あおり運転」の原因を作るマナー違反(2) 何故?「左にウインカー」を出さないのか
~運転技量向上を図れ~
■「マナー」を守るには、運転技量向上を図れ
北海道の「暴行事件」の映像を見ると、暴走車と言える加害者の運転が悪質なことがわかるが、一方で、被害者が「左車線に入れなかった」ことも気になった。
【前回は】続・「あおり運転」の原因を作るマナー違反(1) 「あおり運転」に暴行罪は朗報
今回のケースでの詳細は分からないものの、一般的には、等速で並進するのであれば、追い越し車線に入るべきではない。右車線が追い越し車線でない場合でも、出来るだけ流れに沿って走るのなら、左車線を走るべきだ。
運転する者自身の「運転技量」についても冷静に考えてみたい。あおり運転にあってしまうと、「パニック」に陥ってしまうかもしれないが、普段から「車線変更」のテクニックが十分かどうか、今一度振り返ってみたい。
■何故?「左にウインカー」を出さなかったのか。
走行車線に移行する意思があれば、まず「左にウインカー」を出すことだ。すると後ろの車も、「よける気がある」ことを確認出来て、多少の気持ちの余裕が出るものだ。左車線を併進しているクルマの中でも、状況を判断して入れてくれる車はいるはずなのだ。まず、意思表示の「左にウインカー」を出すことが重要で、これだけでも、大きな騒ぎになる可能性を減らせるかもしれない。
運転テクニックでもっとも重要なのは、「自分がどう行動したいのか」を他車に明確に、そして早めに示すことだ。しかしながら、多くの運転者が周囲の運転者とコミュニケーションを取りながら走っていることに気付いてはいない。「マイペース」で走っていて、ウインカーの意味など忘れているようだ。ブレーキランプの意味を意識できていない人も多くなっているのだろう。
そのため、「ウインカーを出すタイミング」は早いほうが良い。例えば、曲がる際には「ブレーキを踏む前にウインカーは出す」ものだが、ブレーキが先の人があまりにも多い。これは、追突を招く危険が生じるので、基本的心構えとしてブレーキより前にウインカーを出すことを認識しておくことだ。
基本的に「他車から見て、自分の行動がどのように見えるのか?」を「自問自答しながら走っている」のが運転と言ってよいだろう。
次は、車線変更テクニックについて考えてみよう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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