【株式市場】朝方は日経平均281円高まで上げるが値を保てず前引けは小幅安

2018年10月29日 12:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万1165円30銭(19円30銭安)、TOPIXは1591.63ポイント(4.38ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4706万株

 10月29日(月)前場の東京株式市場は、米国の金利上昇ピッチの鈍化観測などを受け、ソニー<6758>(東1)などが反発して高く始まり、日経平均も139円高で始まった後281円39銭高(2万1465円99銭)まで上げた。ただ、円相場は前週末夕方に比べて円高の水準で高止まりし、電気機器、精密機器、機械などが総じて安く、日経平均は次第に値を消して前引けは19円30銭安(2万1165円30銭)となった。YOPIXも中盤から軟調で、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって安い。

 幸楽苑ホールディングス<7554>(東1)が連結業績見通しの増額などを材料に活況高となり、住友倉庫<9303>(東1)は大幅増配、自社株買いと消却など好感されて大きく反発。JFEシステムズ<4832>(東2)は25日に発表した四半期決算が連日好感されて3日続伸。農業総合研究所<3541>(東マ)は日本郵政キャピタルによる出資と提携への期待が再燃とされて急反発。

 東証1部の出来高概算は6億4043万株。売買代金は1兆1502億円。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は750銘柄、値下がり銘柄数は1269銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、値上がり率上位の業種をみると、その他金融、電力・ガス、空運、建設・パルプ・紙、倉庫・運輸、不動産、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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