鹿島、初のACL決勝進出、水原三星を破る

2018年10月24日 21:39

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 24日、サッカーのACL(アジアチャンピオンズリーグ)準決勝第2戦が行われ、鹿島アントラーズが水原三星ブルーウィングスとアウェイで対戦した。第1戦は、ホームで3-2の劇的な逆転勝利をおさめた鹿島は、第2戦を3-3で終え、2試合合計6-5で決勝進出を決めた。決勝戦はクラブW杯出場をかけて11月3日と10日にイランのペルセポリスと対戦することになった。

 前半25分、鹿島はセルジーニョのカーブのかかったFKに、マークを外しゴール前に飛び込んだ山本脩斗が難しい体勢でヘッドで合わせ先制する。決勝戦進出のためには2点を取るしかない水原三星は激しくプレスをかけ始めるが、鹿島は第1戦のような守備の脆さを見せないまま前半を終了する。

 後半7分、水原三星は右サイドからのクロスをヨム・ギフンがヘッドで合わせGKがセーブしたボールをイム・サンヒョプがゴールに流し込んで同点とする。後半8分、イム・サンヒョプのミドルシュートをGKがパンチングで弾き出す。このCKをヨム・ギフンがゴール前に放り込むと、飛び込んだチョ・ソンジンがヘッドで合わせ水原三星が1-2と逆転する。後半15分、水原三星はパク・キドンからのパスを受けたダムヤノビッチがDFを振り切ってシュートを放つとゴールニアサイドに決まり3点目を奪う。

 後半19分、鹿島は左サイドからのクロスをセルジーニョがヘッドですらし、PA右の西大伍に渡る。西は柔らかいトラップで浮かせたボールをアウトサイドでゴール隅に流し込む技ありシュートで1点を返し2-3とし、2試合合計で5-5の同点に追い付く。

 後半37分、鹿島はPA右からの鈴木優磨のパスを受けたセルジーニョが強烈なシュートをゴールに突き刺し3-3に追い付く。これでアウェイゴール数でも優位になった鹿島は、守備を固めそのまま逃げ切った。

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