ヴァンエック、BTCETFの主要問題点は解決=SECとの会合【フィスコ・ビットコインニュース】

2018年10月24日 01:02

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記事提供元:フィスコ


*01:02JST ヴァンエック、BTCETFの主要問題点は解決=SECとの会合【フィスコ・ビットコインニュース】
 米国の資産運用会社のヴァンエック(VanEck)は、ビットコインETFの上場を目指して米証券取引委員会(SEC)と23日に会合を行った。SECは8月、ヴァンエック社のビットコインETF申請を却下。会合では、承認に向けた5つの点を協議した。ヴァンエック社が発表した声明では、「却下の理由となった5つの主要問題点が解決した」とした。

    5つの主要問題解決:「ビットコインの規制された派生商品が存在する」「関連市場、Cboe、ビットコイン先物、OTC、は規制されている」「価格操作を巡る懸念は軽減、商品ベースのETPに一致」「Cboeの規律で、信託株の潜在的な操作を監視する」「投資家保護を拡大」

   一方で、SECのコミッショナーのスタイン氏はブルーンバーグTVとのインタビューで、「申請者はどのように正確な評価額を得るか提示する必要がある。適正な流動性があるかをどのように確実にしていくか。など、我々はそれらすべての要因を検討し、承認申請をしていく」と答えた。

    スタイン氏はビットコインETFの承認に関する可能なスケジュールの提示を避けた。

    市場関係者の間では、ビットコインETFの承認は来年以降になると、速やかな承認期待が後退しつつある。今年夏ごろには、主に機関投資家を対象としたビットコインETFが承認されるとの期待が高まり、ビットコイン価格を押し上げた。しかし、その後、SECによる申請却下を受けて、期待が後退。ビットコイン価格は下落基調にある。

    《KY》

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