コンヴァノは底値圏、19年3月期大幅増収増益予想

2018年10月23日 09:34

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 コンヴァノ<6574>(東マ)は、ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開している。19年3月期は新規出店などで大幅増収増益予想である。株価は地合い悪化も影響して軟調だが、ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。

■ネイルサロンをチェーン展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開するネイル事業、およびCM動画放映や試供品配布などのメディア事業を展開している。

 ネイルサロンは安定した品質、低価格、スピード感などを特徴として、三大都市圏(関東、関西、東海)の商業施設内中心に店舗展開している。18年6月末の店舗数は49店舗(うちFC1店舗)である。10月25日には50店舗目となるフレンテ仙川店(東京都調布市)をオープンする。

 自社開発WEB予約システムによる集客、分業化による高効率オペレーション、自社育成機関による短期間でのプロネイリスト育成などで収益力向上を図っている。

■19年3月期は新規出店で大幅増収増益予想

 19年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が18年3月期比16.0%増の23億30百万円、営業利益が59.7%増の2億30百万円、親会社所有者帰属当期利益が54.6%増の1億40百万円としている。

 第1四半期は、売上収益が前年同期比15.4%増の5億57百万円、営業利益が41.1%減の11百万円、親会社所有者帰属当期利益が43.1%減の6百万円だった。新規出店(18年3月期8店舗、19年3月期第1四半期2店舗)や上場キャンペーンなどの効果で2桁増収だったが、新規出店関連費用やIPO関連費用などで減益だった。ただし計画水準としている。

 通期ベースでは、18年3月期出店店舗の通期寄与、および19年3月期の新規出店などで大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は地合い悪化も影響して軟調だが、5月安値1321円まで下押すことなく、1500円近辺で推移している。ほぼ底値圏だろう。10月22日の終値は1506円、今期予想連結PERは約24倍、時価総額は約33億円である。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【業績でみる株価】FCMは18年3月期大幅増収増益・増配予想で再増額の可能性(2018/02/20)
【株式評論家の視点】日本システム技術は第3四半期営業黒字転換、昨年9月の下値圏に届き値ごろ感(2018/02/08)
カチタスはニトリの家具・インテリア付き中古住宅の販売に期待感、2600円どころが下値圏(2018/02/13)
【編集長の視点】BEENOSは1Q流通総額の高進捗率を手掛かりに売られ過ぎの訂正買いが拡大し続急伸(2018/02/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事