米国株見通し:企業決済への期待感から底堅い展開に

2018年10月17日 18:35

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記事提供元:フィスコ


*18:35JST 米国株見通し:企業決済への期待感から底堅い展開に
S&P500先物  2814.00(- 3.75) (18:05現在)
ナスダック100先物  7336.00(-17.75) (18:05現在)


 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比55ドル安程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.10ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、17日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。


 前日は、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクへの警戒感が後退するなか、米国の主要企業決算が好感されたほか、経済指数の上振れもあって大幅高となった。市場センチメントは改善しているとみられ、今後の企業決済への期待感から底堅い展開になる可能性がある。NY原油先物は、米国原油在庫の増加予想で売りが優勢になりそうだ。


 本日発表となる米経済指標は、9月の住宅着工件数と住宅建設許可件数。着工件数は前回から減少が予想されるが、許可件数は増加が見込まれ、強弱ミックスの見方から株式市場にとっては中立的な材料になるとみられる。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月25-26日分)も公表されるが、タカ派的なトーンが示されると予想され、長期金利の上昇いかんでは株価への売り圧力が高まる可能性がある。決算発表は、アルコアなどがある。《KK》

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