Facebookの投稿内容から鬱病を診断する新たな研究 米国で

2018年10月17日 17:08

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●投稿に使用する言葉の種類から鬱病を診断

 ペンシルバニア大学とニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の共同研究において、1200人のソーシャルメディア上のデータが分析された。1200人は、あらかじめこの研究に参加することを了承し、分析は実施された。

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 被験者による52万4,292個の投稿を分析した結果、将来的に鬱病を患うリスクをある程度予測できるアルゴリズムが浮かび上がった。実際、1200人中114人は鬱病と診断された。

●将来鬱病を患う人が頻繁に使う言葉とは

 研究チームが『米国科学アカデミー紀要』に掲載した内容によると、「敵意」や「孤独」を表現するために使用する「涙」や「気持ち」という言葉をよく使う人は、鬱病を患うリスクが上昇する。また、こうした人々は一人称の「私」の使用頻度も高いという。

 研究チームは、「鬱病に関連する言語マーカー」と呼ばれる200モデルを構築した。投稿した被験者が、将来的に鬱病を患う可能性があるのか、あるいはすでに鬱病の兆候が表れているのか、バロメーターとなるモデルから分析ができるのだという。

●人々が自由に自己を表現するソーシャルネットから病気の兆候を発見する試み

 世界保健機関(WHO)によれば、鬱病を患う人は世界中で3億人を超えるといわれている。にもかかわらず、適正な治療を受けている人はそのうちの17%にすぎないという結果も出ている。

 今回の論文を担当した『ワールド・ウェル・ビーイング・プロジェクト』のアンドリュー・シュワルツ教授は、ソーシャルメディア上に投稿される内容はその人の生活の一部であり研究の対象とはなりうるが、医学的な分析は非常に困難であったと語っている。精神医学の分野において、このような指標の作成はまだ未知の領域でもある。

 とはいえ、抑鬱、不安、心的外傷後ストレス障害を患う可能性は、人々がより自由に自己表現をするソーシャルメディアの世界にその兆候を見ることができるという説は、予防の一助となるであろう。

関連キーワードFacebook世界保健機関(WHO)

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