TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』第1話「覚・醒」【感想コラム】

2018年10月14日 23:50

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TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」【感想コラム】

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 ウルトラマンの円谷プロダクションが1994年に製作した特撮ヒーロー、『電光超人グリッドマン』を原作としたTRIGGERの完全新作アニメーションです!

 原作はコンピューターの世界を主な舞台にしていましたが、当時は家庭にパソコンが普及しておらず、日本ではインターネットもまだ知られていませんでした。それゆえに「時代を先取りしすぎた名作」と呼ばれていましたが、2015年の日本アニメ(ーター)見本市に雨宮哲監督の『電光超人グリッドマン boys invent great hero』が公開され、今回のTVアニメ化へと繋がりました。グリッドマンの声は原作と同じく緑川光さんが担当されることが発表されたことで、原作の後日談ではないかと予想されていますが…?

 原作のファンとして、放送開始を楽しみにしていましたので毎週感想も頑張りたいと思います!

このページの目次
1 TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」のあらすじ2 記憶がないって地味なことにも困る3 特撮感あふれる演出がすごい!4 原作由来の部分と思われるもの

■TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」のあらすじ


 ある日、目覚めた響 裕太は記憶喪失になっていた。鏡で自分の顔を見ても自分が何者か思い出せずに混乱する。

 そこへ裕太を呼ぶ声が響き、導かれるまま声の方へ進んでいくと年季の入った古いパソコンが彼に向って語りかけてきた。

■記憶がないって地味なことにも困る


TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

 目を覚ましたら自分のことも周りのことも分からなくなってたとか、普通に考えてかなり怖いと思いますが…そんなことを考える間もなく、謎の声に導かれた裕太は古いパソコンのモニターに現れたグリッドマンとの出会いを果たします。「思い出してくれ、君の使命を」と語りかけられますが、どうやら裕太にしかグリッドマンの姿は見えていないようですね…

 記憶喪失ということで同級生の女の子の名前も分からず、彼女のお母さんから病院へ行くことを勧められます。2人で外に出ると異様に霧が濃い上に、怪獣としか思えない影がありますが、これもまた裕太にしか見えていない…?

 病院で診察を受けても、「じきに元に戻るんじゃないか」と言われたらしい裕太。家に帰ろうとしても家の場所が分からないので、LINEっぽいアプリで自宅を知っている友人から住所を教わり、連れて行ってもらうことになります。

 裕太の面倒を見てくれている女の子の名前は宝多六花。裕太は彼女の家であるジャンクショップ「絢」の前で倒れて寝てしまい起きなかったそうですが、2人はこんなにしゃべるのも初めてという関係らしく、六花が面倒くさそうなのも特に友人でもない男子が相手だからなのでしょう。

 マンションの自宅前まで六花に送ってもらい、家の中を調べてみると両親は出張中で3ヶ月ほど帰ってこないらしいと分かりました。翌朝、昨日住所を教えてもらった友人である内海 将が迎えに来てくれたので学校へ一緒に行くことになりますが、将とは4月に知り合ったらしく「もう一回友達になったってことで」と言ってもらえます。2人は学校へ向かいますが、夏空には昨日と同じく怪獣の影が浮かんでおり、平和な日常に不気味なものを感じざるを得ません。

 この怪獣の影なんですが、『boys invent great hero』版でも黒い半透明の怪獣が暴れている様子が描かれていたことを考えると、なにか関係がありそうな気がしますが…?

■特撮感あふれる演出がすごい!


TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

 帰り道、昼休みに裕太にスペシャルドッグを譲ってくれた新条アカネの話をしたりしますが、将は自分もグリッドマンを見たいと言って、裕太とたまたま一緒になった六花とジャンクショップ「絢」に向かいます。
店の一角に置かれた、裕太が見るとグリッドマンの姿が映る古い大きなパソコンを見て、将は「この寄せ集め感、まさしく“ジャンク”だな」と評しますが、グリッドマンは「この世界に危機が迫っている」と裕太に警告を発していました。

 “誰か”が制作したと思われる怪獣のフィギュアのようなものを見たアレクシス・ケリヴが「では動かそう。インスタンス!アブリアクション!」と言った直後…裕太の左手首に電気のようなものが走り、彼は異変を察知します。

 「怪獣が“聞こえる”」突如現れた怪獣によって街は破壊され、怪獣の吐き出した火球によって学校も被害を受けるなかで裕太はグリッドマンの声に導かれて、車が突き刺さったマンションの前などを駆け抜けて「絢」の店内に戻りました。

 グリッドマンは自分と裕太が“覚醒”する必要があるといい、裕太は頭からジャンクのモニターに吸い込まれてしまいます。そして、裕太とグリッドマンが対峙する様子は将と六花の目にも映り、グリッドマンは巨大化して怪獣と対峙しますが、同時にジャンクから裕太の声がすることから将は裕太とグリッドマンが街を護るために戦っていること、ジャンクと彼らが連動していることも悟りました。

 将はモニターに映る怪獣の様子から、首の部分が脆くなっていることを見抜きますがどうやって裕太たちに伝えればいいのか分からず困惑。しかし、六花がキーボードを使って情報を送ることに成功し、グリッドマンは首を狙うことで怪獣を倒すことが出来ました。裕太も戻って安心したものの、状況が整理できていない六花は頭を抱えてしまいます…

 TVのニュースで「怪獣のような巨大移動物体」が報道され、住宅密集地での爆発や火災の映像も流されます。しかし、翌日学校へ向かった裕太たち3人は、火球を受けて燃えたはずの学校の校舎が無傷で建っているのを目にして、否応なく異変を感じるのでした…

■原作由来の部分と思われるもの


TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第1話「覚・醒」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

 ジャンクショップ「絢」の店内に設置してある古いパソコンを将は“ジャンク”と呼びますが、原作ではグリッドマンに協力する3人の中学生が中古部品などを使って自作したパソコンの名称が“ジャンク”で、これにグリッドマンが同化しているという設定です。

 またグリッドマンの宿敵である魔王カーンデジファーも主人公たちの同級生のパソコンに同化しており、持ち主の少年を操って怪獣を生み出させていました。

 TVアニメ版の正式タイトルは『SSSS.GRIDMAN』ですが、『SSSS.』の部分は読まずに「グリッドマン」と読みます。しかし、原作はアメリカでローカライズ放送されており、この時のタイトルが『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』(英: Superhuman Samurai Syber Squad)、略称「SSSS」なので、ここから来ているのかも知れません。

タイトル
SSSS.GRIDMAN

原作
グリッドマン

監督
雨宮哲

脚本
長谷川圭一

放送期間
2018年10月~12月

主な声優
響 裕太・広瀬裕也
グリッドマン・緑川光

公式サイト
https://gridman.net/

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(あにぶ編集部/如月)

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