大和リース、横浜市の複合商業施設「ブランチ横浜南部市場(仮称)」建設に着工

2018年9月12日 19:49

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ブランチ横浜南部市場の完成イメージ(大和リース発表資料より)

ブランチ横浜南部市場の完成イメージ(大和リース発表資料より)[写真拡大]

 大和ハウスグループの大和リースは13日、横浜市金沢区鳥浜町で計画している複合商業施設「BRANCH(ブランチ)横浜南部市場(仮称)」の起工式を行う。横浜南部市場は2015年3月末で中央卸売市場としての機能が廃止され、民営化されているが、跡地が新たなにぎわい創設の場として2019年9月に生まれ変わる。

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 ブランチ横浜南部市場は約3万5,000平方メートルの敷地に建つ鉄骨2階建て延べ約2万1,000平方メートル。物販、飲食店、カフェなどが多数入居する予定で、2019年9月のオープンを目指して建設工事、入居店舗の募集などを進める。774台分の駐車場、372台分の駐輪場も、同時に整備する。

 起工式は安全祈願祭とともに、13日に建設現場で行われる。神奈川県、横浜市関係者や建設業者、横浜南部市場関係者、地域住民らが集まる中、くわ入れなどをして工事の無事を祈る。

 横浜南部市場は1973年に開場した横浜市民、湘南、三浦半島住民向けの卸売市場で、1987年に全国で初めて海から海水をくみ上げて市場に利用する活魚用海水供給施設が整備され、有名になった。2015年3月末で中央卸売市場としての機能が廃止されて民営化されたが、現在は民営の花き地方卸売市場横浜南部が併設されている。

 横浜市は横浜南部市場について中央卸売市場本場を補完する加工、配送、流通の場として活用する「物流エリア」と、食を中心に新たなにぎわいの場を創設する「にぎわいエリア」に分けて整備を進めている。

 このうち、大和リースはにぎわいエリアの整備事業者。同社が全国展開する複合商業施設ブランドの「ブランチ」を建設、「いつも新鮮な発見がある店舗群」、「五感を食で体験できるコンテンツ」、「地域の食と食文化の発信」を3つの基本コンセプトとして整備、運営を進める。

 複合商業施設「ブランチ」の建設は神戸市垂水区小束山手の「ブランチ神戸学園都市」、神奈川県茅ケ崎市浜見平の「ブランチ茅ケ崎」に次ぐ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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