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日経平均は小幅に3日続落、方向感に乏しい展開だが中小型株の一角には買い/ランチタイムコメント
*12:18JST 日経平均は小幅に3日続落、方向感に乏しい展開だが中小型株の一角には買い
日経平均は小幅に3日続落。10.30円安の22697.08円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国市場はレーバーデーの祝日で休場だった。為替相場は朝方、1ドル=111.00-10円近辺と落ち着きを見せており、本日の日経平均は自律反発の動きが先行して32円高からスタートした。一方で世界的な貿易摩擦の激化や軟調なアジア株の動向に対する警戒感も根強く、寄り付き後の日経平均はマイナスに転じ、22612.15円(95.23円安)まで下落する場面があった。中国市場の取引が始まると上海総合指数とともに日経平均も一時プラスに切り返したが、買いは続かず伸び悩んだ。
個別では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>などがさえない。楽天<4755>は2%超、スタートトゥ<3092>やサイバー<4751>は3%超下落した。また、伊藤園<2593>は決算が嫌気されて急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、東海カーボ<5301>、資生堂<4911>などが堅調で、ソニー<6758>やファナック<6954>は小じっかり。前日は大型買収観測が報じられて急落したルネサス<6723>だが、本日は一転して4%近い上昇。目標株価引き上げ観測のエムスリー<2413>なども上げが目立つ。また、新規高レーティングが観測されたVコマース<2491>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、空運業、ゴム製品、鉱業などが下落率上位。半面、パルプ・紙、証券、金属製品などが上昇率上位だった。
連休明けとなる今晩の米国市場の動向が注目されるほか、非常に強い台風21号が昼ごろにも近畿・四国地方に上陸する見込みであることも売買の手控え要因となっており、後場の日経平均は方向感に乏しい展開が続きそうだ。また今週のスケジュールを見ると、4日に米8月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、6日に米8月ADP雇用統計、7日に米8月雇用統計といった重要な米経済指標の発表が控えている。さらに米国では対中制裁の第3弾となる2000億ドル分の中国製品を対象とした関税に関する意見募集が6日までとなっており、直後にも関税発動が発表されるとの見方があって警戒ムードが広がりやすいだろう。
ただ、前日に軟調ぶりが注目されたマザーズ指数は本日、反発しており、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。こちらも節目として意識される75日移動平均線水準に迫り、売り買いが交錯しやすいだろうが、なお出遅れ感の強いSOSEI<4565>、個別材料のあったサインポスト<3996>などを中心に積極的な買いが向かいそうだ。(小林大純)《AK》
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