LPI-Japan、Linux技術者認定試験「LPIC」提供を停止 本部との方向性の違いか

2018年8月23日 13:58

印刷

記事提供元:スラド

 Linux技術に関する資格認定試験「LPIC」を国内で提供していたLPI-JapanがLPIの提供を終了することを発表した。代替として独自試験である「LinuC」を推し進める方針のようだ。一方、LPIの試験問題開発や運営を行っているカナダ・LPIは日本支部を創設し、日本国内ではこの日本支部を通じてLPI試験や関連サービスを提供するという(IT人材ラボ)。

 LPI-Japan側は、LPICの試験問題が広く出回っていることを問題視し、試験問題を提供しているカナダ・LPIに対し改善を依頼したが対応してもらえなかったことをLPI提供終了の理由としている。

 一方、LPI側は世界各国にLPIの支部を立ち上げる動きを進めており、LPI-JapanがLPIの支部となることを期待したものの、LPI-Japanはそれに関心がないことが分かったため、独自に支部を立ち上げることにしたそうだ。

 LPIはLPI資格認定者がLPIのメンバーとして活動に参加できるような環境を目指しているとのことで、これがLPI-Japanの指向とはそぐわなかったようにも見える。

 スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | ビジネス

 関連ストーリー:
LPI-Japan、Linux 学習用 iPad 電子書籍アプリ第二弾配信開始 2010年12月16日
LPI JapanがLPI準拠のLinux入門コース用教科書を公開 2008年09月17日
LPICレベル3 リリース 2007年01月23日
LPIの有意性期限が10年から5年に変更 2006年12月08日
LPIC Level2 の問題集が今月末に登場予定 2003年09月07日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事