秋元康による声優オーディション番組『キミモテロジック』でなぜか家作り?

2018年8月12日 10:25

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 AKB48などのプロデュサーで知られる秋元康氏と日本テレビが共同プロデュースするオリジナルアニメ企画が始動した。そのメインキャストを決めるオーディション番組『キミモテロジック~家づくりで声優オーディション!?~』が8月2日より放送開始。ところが声優オーディションであるはずが、番組内では参加者14名がなぜか“家作り”を!?

 またオーディションメンバーには、俳優・財津一郎氏の孫や、政治家・蓮舫氏の息子なども参加し話題となっている。

■声優オーディション番組『キミモテロジック』とは?

 人気アイドルグループAKB48のプロデューサーでも知られている秋元康氏が、日本テレビと共同プロデュースするオリジナルアニメ企画『キミだけにモテたいんだ』が始動した。その企画の一環として、声優&役者のオーディション番組『キミモテロジック~家づくりで声優オーディション!?~』が8月2日より毎週木曜24:59~放送スタート。

 オーディションには「ミスターコンテストグランプリ」や「パティシエの卵」など、さまざまな経歴を持つ14名の男性が参加。その中には俳優・財津一郎氏の孫である財津優太郎氏、政治家・蓮舫氏の息子である村田琳(むらた りん)氏も参加し話題となっている。

 オリジナルアニメ『キミだけにモテたいんだ』の企画の一環として始まった「声優オーディション番組」のはずが、なぜか『キミモテロジック』の番組内では14名の参加者は“家づくり”に挑むことに。また審査方法も14名の参加者が“自分たちの投票”でメンバーを決めたりと、どうやら声や演技によって「声優の素質」や「作品に合ったキャラクター」を見抜くものではないようだ。

 ここまで聞くとアニメや声優とは全く関係ない展開となっているが、8月16日放送回には『キン肉マン』や『北斗の拳』などでお馴染みの大御所声優・神谷明氏が登場。MCにはお笑い芸人ロッチの他に、『進撃の巨人』エレン・イェガー役などの人気声優・梶裕貴(かじ ゆうき)氏が担当している。

 14名の参加者から“10日間の家づくりで”5名が選ばれるが、第2回放送では1名が脱落し現在は13名になっている。合格者は無償のレッスンを受けられ、デビュー(声優としてアニメ出演予定)を目指す。またタイトル以外どのようなアニメになるのか、制作会社や設定などは不明である。

 声優を選ぶオーディションが“家づくり”になったこの企画。結果としてアニメファンの頭の中にいくつもの疑問符「?」を浮かばせてしまったのは、歪めようのない事実かもしれない。(記事:高塔・記事一覧を見る

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