日本ボクシング連盟の山根会長が辞任

2018年8月9日 14:48

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 日本ボクシング連盟の山根明会長が助成金流用や暴力団組長との過去の関係について批判を受けていた問題で、山根会長は8日、大阪市内で辞任を表明した。

 山根氏が「終身会長」を務めた日本ボクシング連盟は、アマチュアボクシングを統括する組織。アスリート助成金の不正流用、試合判定の不正疑惑ならびに過剰な接待疑惑などで批判を受けていた。山根氏は、リオデジャネイロ五輪代表の成松大介選手が交付を受けたアスリート助成金240万円を3選手で分け合うよう指示した事実のみを認めていた。また、疑惑について説明する中で、過去に暴力団組長と交友した発言があり、厳しい視線を集めていた。

 発端は、都道府県連盟幹部や元選手ら333人で構成される「日本ボクシングを再興する会」が提出した告発状。同連盟による助成金の不正流用などについて、調査や資格停止などの処分を日本オリンピック委員会などへ求める内容だった。これを受け、同連盟は日本オリンピック委員会に対し、不適切な流用を事実上認める謝罪文を提出していた。一方、山根氏は、同氏がかつて県連会長を務めた奈良県の選手に有利になるよう審判に圧力があった疑惑や過剰接待は強く否定していた。

 7日には、暴力団組長との交友について、スポーツ庁の鈴木長官が「事実なら辞任に値する」と述べた。また、早急に問題の解決を図るべき考えを表明した。同日に開かれた日本ボクシング連盟の緊急理事会後、山根氏は辞任の可能性をにじませ、結論は8日に表明する旨を示していた。

 山根氏は、2011年に会長に就任し、アマチュアとプロとの交流を進めたほか、国際大会への派遣を増やすなどして競争力を高めた。翌12年にはロンドン五輪で村田諒太選手(現WBA世界ミドル級チャンピオン)が金メダルを獲得した。その後、同連盟における山根氏の強権化が進み、同年10月の理事会で「終身会長」となり、風通しの悪い組織となりつつあった。今回の告発状は、同連盟に不満と危機感を感じたグループによる行動だった。(記事:dailyst・記事一覧を見る

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