桃田賢斗が日本男子初の金メダル バド世界選手権

2018年8月5日 21:50

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 5日、中国・南京で行われているバドミントンの世界選手権で男子シングルス決勝が行われ、桃田賢斗が石宇奇(中国)に勝利し日本男子初の優勝を果たした。世界ランキング7位で第6シードの桃田賢斗は、同3位で第3シードの石宇奇を21-11、21-13のストレートで破った。桃田は2年前の違法賭博事件からの無期限出場停止処分を乗り越えての快挙となった。

 第1ゲームは、序盤から長いラリーを制してペースを握ると、追い上げられながらも13-11から一挙に8点を連取し21-11で奪う。第2ゲームは、1-2とリードされるも流れを変えられるには至らず、粘り強いレシーブで流れを掴むと21-13で連取し、試合時間49分での圧勝となった。

 桃田は出場停止期間中、フィジカルトレーニングを積み上げ体を絞り上げていた。下半身から体幹を鍛え、無理な体勢でのレシーブにも身体をぶらせずに安定したショットを続けられるようになったことが大きな成長要因となったようだ。今大会は脚力を武器にしたレシーブからの長いラリーを続け、冷静にチャンスをライン際に沈めるショットで勝ち続けた。決勝戦までの6試合で落としたゲームはわずかに1ゲームと圧倒的な力を見せた。

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