温暖化で日本海深海の酸素が減少の恐れ 生態系に影響も

2018年8月3日 00:48

印刷

記事提供元:スラド

 地球温暖化の影響で日本海深海の酸素が減少、生態系に影響が及ぶ可能性があるという(ITmedia)。

 観測データによると、日本海の深海における酸素濃度は1960年代から低下しているそうだ。日本海では冬場の季節風によって酸素を含む表層の水が冷やされて沈むことで深海に酸素が供給されていたが、温暖化によって冬の季節風が暖かくなり、この動きが弱まったのが原因だという。

 深海の酸素が減少すると、そこに生息していた生物が移動することになり、これによる漁業への影響も懸念されている。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | 地球

 関連ストーリー:
太平洋クロマグロ、国際自然保護連合による絶滅危惧種に指定される 2014年11月18日
日本の気温、今世紀末には最大3.5度上昇する? 2014年03月05日
今年はエチゼンクラゲが激減 2010年09月03日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事