ケンタッキー、手が汚れないチキン用指手袋「ゆびキレイ」を全店導入

2018年7月27日 18:24

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「ゆびキレイ」のPOPイメージ。(画像: 日本ケンタッキー・フライド・チキン)

「ゆびキレイ」のPOPイメージ。(画像: 日本ケンタッキー・フライド・チキン)[写真拡大]

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)は、7月27日から、全国のケンタッキーフライドチキン店舗において、食事の際に指が汚れない3本指タイプのチキン用手袋「ゆびキレイ」を導入すると発表した。

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 ケンタッキーのフライドチキンは、手でそのまま食べるのがおいしいものである。これはKFC社自身も認めるところであり、「手で持って食べていただくのが一番おいしい食べ方」であるとしている。

 だが、大いなる難点が一つある。はなはだしく油で手がギトギトになるのである。筆者などはケンタッキーでの食事後は備え付けの液体石鹸でごしごしと手を洗うことにしているが、それはともかく、「手で持って食べたいがどうしても手が汚れてしまう」という顧客からの意見はやはり多いという。

 そこでKFCは、ケンタッキーのチキンを食べることに特化し、指が汚れないように工夫した指手袋を導入することにしたというわけだ。3本指、すなわち親指と人差し指・中指を覆う構造で、チキンが持ちやすくなるだけではなくそれ自体も着脱しやすいという特徴がある。

 ネイルをしている人、スマートフォンやPCを操作したい人にもお勧めである。提供は無料で行われるが、基本的には希望の人が対象で、数量限定でありなくなり次第終了する(店舗により導入日が異なる場合あり。また、一部に導入しない店舗もあり)。

 ちなみにこのネーミングであるが、「カーネルクラブコミュニティ」に登録している顧客や従業員から募集して集まった150ほどの案の中から選ばれたものであるという。カーネルクラブコミュニティというのは2016年8月にオープンした、会員登録無料の、ケンタッキーのファンが集まって情報交換などをするコミュニティサイトのことである。

 さて、なくなり次第終了ということではあるが、反響次第では恒久サービス化ということもあり得るのであろうか。とりあえずは、一つ筆者も近所のケンタッキーで試してみようかと思うところである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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