Android P、WPSのサポートが廃止か

2018年7月10日 19:59

印刷

記事提供元:スラド

headless曰く、 Googleの次期モバイルOS「Android P」ではWPS(Wi-Fi Protected Setup)のサポートが廃止されるようだ(Android Police)。

 Android Pでは5月のDeveloper Preview 2(DP2、API 28)でWifiManagerクラスのWPS関連メソッドやフィールド、WifiManager.WpsCallbackクラス、WpsInfoクラスが非推奨になっており、設定→Wi-FiでもWPSオプションが削除されていたらしい。これらの点はDP2の段階でIssue Trackerに上がっているが、動作変更点としては記載されないままDP4までWPSオプションは復活していない。

 Wi-Fi機器間での暗号化設定をPINやボタンで容易に実行できるようにするため策定されたWPS規格だが、PIN認証では総当たり攻撃が可能な脆弱性が発見されている。しかし、WPS規格ではPIN認証が必須となっていることから、新しいルーターの中にはWPS搭載を避ける機種も増えているそうだ。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | 通信 | デベロッパー | Android

 関連ストーリー:
Android P Beta 3の提供が始まる 2018年07月05日
Android Pのベータプログラム、対応端末が大幅に増加 2018年05月12日
AT&TのISP向けモデムに深刻な脆弱性が発見される 2017年09月07日
Wi-Fiの高度な無断使用に対処するには? 2013年02月23日
無線LANの接続設定規格「WPS」に脆弱性 2012年01月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事