Windows 10 Insider Preview、「Sets (仮称)」が削除

2018年7月1日 23:59

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記事提供元:スラド

ファーストリングおよびSkip Ahead向けの提供が6月27日に始まったWindows 10 Insider Preview ビルド17704(RS5)で「Sets (仮称)」が削除された(Windows Experience Blogの記事Softpediaの記事Windows Centralの記事Ars Technicaの記事)。

Setsは昨年11月にテリー・マイヤーソン氏がInsider Program参加者向けのメールで発表したもので、作業に関連するドキュメントやWebページを1つのウィンドウにまとめ、タブで切り替えて使用できるようにする機能だ。一時期Windows 10 Insider PreviewのRS4ビルドでA/Bテストが行われ、ビルド17618(RS5)以降ではInsider Program参加者全員が利用できるようになった。最近のビルドではSetsのタブをドラッグ&ドロップして結合できるようになるなど、機能も向上していた。

Windows 10の今秋の大型アップデート(コードネーム: Redstone 5/RS5)の新機能のように受け取られていたSetsだが、実際にMicrosoftがリリース時期に言及したことはなく、名称も仮称のままだ。Microsoftは現在、ビジュアルデザインの改善や、ワークフローを強化するためにOfficeとMicrosoft EdgeのSetsへの統合の改善に注力しているといい、将来のビルドでは再度提供する計画も示されている。ただし、RS5への搭載はなくなったという見方が強いようだ。
このほかビルド17704では、Microsoft Edgeのアイコンに「BETA」というロゴが追加され、「...」メニューのデザインが大幅に変更されている。「設定」フライアウトでは項目がカテゴリー別に表示されるようになっており、Webページでのメディア自動再生を制御するオプションも追加された。ツールバーに表示するアイテムをメニューから選択することも可能だ。また、タスクマネージャーの詳細表示では、「プロセス」タブに「電力消費」「電源の使用率」という項目が追加されている。 

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