Windows Insider Program、「スロー」リングに意味はあるのか

2018年6月24日 20:44

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記事提供元:スラド

Windows Insider Programでは、スローリングに新しいWindows 10 Insider Previewビルドが長らく提供されていないようだ(Neowinの記事Flight Hub)。

Windows Insider Programでは新ビルドの提供頻度順に「ファースト」「スロー」「リリースプレビュー」の3つのリングがオプションとして用意されており、昨年7月にはリリースブランチを飛ばして次の開発ブランチを受け取る「Skip Ahead」が追加された。

今秋リリースが予定されているWindows 10のRS5ビルドは2月にSkip Ahead向けの提供が始まり(ビルド17604以降)、Windows 10 バージョン1803(RS4)の一般リリース以降はファーストリングにも提供されている(ビルド17661以降)。しかし、スローリング向けに提供されたビルドはバージョン1803のリリースビルド(ビルド17134)が最後で、RS5ビルドは一度も提供されていない。RS5初のBug Bashも22日に開始されているが、スローリングのままでは参加できないことになる。

Microsoftは5月のBuild 2018で、ファーストリングに提供したビルドのフィードバックで新たな問題が報告されなければそのまま、問題が報告されれば修正後にスローリングへ提供することで、スローリングのユーザーが利用可能なビルドを増やす計画を明らかにしていた。しかし、現在のところ計画は実行に移されていないようだ。なお、現在提供されているWindows 10 Insider PreviewのISOイメージはビルド17115とビルド17127のみ。RS5どころかバージョン1803のリリースビルドを入手することもできない状況だ。

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