伊藤園、「お~いお茶 新緑」発売約3週間で販売数量1000万本突破

2018年6月6日 11:38

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「お~いお茶 新緑(写真:伊藤園の発表資料より)」

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  • 「タリーズコーヒーシリーズ(写真:伊藤園の発表資料より)」

■「お~いお茶 新緑」発売約3週間で販売数量1000万本突破

 伊藤園は5日、5月1日に発売した新製品「お~いお茶 新緑」が、発売から約3週間で販売数量1,000万本を突破したと発表した。「お~いお茶」ブランドの発売から30周年を迎える2019年2月を前に、認知度のさらなる向上を目指し、同ブランドの新たな核となる製品として、緑茶飲料市場を盛り上げる。

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■「お~いお茶 新緑」とは

 「お~いお茶 新緑」は、国産一番茶を100%を使った爽やかでやわらかい香りに、旨み豊かで、甘くすっきりとした後味が特長の緑茶飲料。

 伊藤園によると、「まろやかな味わいで気にいった」「とても甘みを感じる」といった評価が寄せられており、女性からは、パッケージデザインやサイズ感に関しても好感を得ているという。

 これまで販売していた「お~いお茶 緑茶」に関しては、40代以上から好評を得ていたという。一方で、市場調査からは、若い世代や女性が、緑茶の持つ甘みまろやかな味と、飲用する際の“リフレッシュ”を求めていることが判明。そこで、“今の時代にあった新しい緑茶飲料”として、「お~いお茶」の新たな核となる製品の開発を目指して「新緑」を発売した。

■飲食ブランド「TULLY’S COFFEE」も累計販売数量1億ケース突破

 また、伊藤園は、2007年5月に発売した飲料ブランド「TULLY’S COFFEE」が発売開始から10周年を迎える2018年4月に、累計販売数量1億ケースを突破したことも発表。

 2006年10月、タリーズコーヒージャパンが伊藤園グループに加わった。それ以降、コーヒーショップ「タリーズコーヒー」で味わうようなおいしさを目指した飲料の共同開発に取り組んでいた。2007年5月には、「TULLY’S COFFEE」ブランド初の飲料製品として、チルドカップコーヒーを発売。

 2009年10月には、オフィスでの飲用や持ち運びにも適したボトル缶タイプの無糖ブラックコーヒーを発売。2017年10月には、近年の飲用シーンの多様化に対応して、コーヒー飲料業界初の電子レンジ対応ペットボトル製品を発売し、若年層をはじめとした顧客の拡大を図っている。(記事:さゆり・記事一覧を見る

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