ユーロ週間見通し:もみあいか、米朝会談開催が緩和剤に

2018年6月2日 14:51

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記事提供元:フィスコ


*14:51JST ユーロ週間見通し:もみあいか、米朝会談開催が緩和剤に
■軟調推移、イタリアやスペインの政治不安が嫌気される

先週のユーロ・ドルは下げ渋り。イタリア、スペインの政治不安などを懸念したユーロ売りが観測されたが、イタリアで新政権(連立政権)が発足したことや、スペイン議会がラホイ首相の不信任決議案を可決し、社会労働党のサンチェス党首が新首相になったことで両国の政治的混乱は収束し、リスク回避のユーロ売りは大幅に後退した。取引レンジ:1.1646ドル-1.1830ドル。

■もみあいか、イタリアの債務問題が再浮上する可能性も

今週のユーロ・ドルはもみあいか。イタリアの新政権は財政拡張策を表明しており、同国の債務問題が再浮上する可能性があることから、ユーロ買いは一巡しそうだ。ユーロ圏の4月小売売上高(5日)や1-3月期域内総生産・確定値などの経済指標が悪化した場合はユーロ売りが強まりそうだ。

予想レンジ:1.1500ドル−1.1800ドル

■反転、イタリア再選挙回避でユーロ売り後退

先週のユーロ・円は反転。イタリアの新政権樹立の動きをめぐり、再選挙の可能性が浮上したことから、ユーロは一時125円を下回った。しかしながら、親欧州連合(EU)的な実務者中心による組閣が行われたことを好感してユーロを買い戻す動きが広がった。スペインで混乱なく政権が交代したこともユーロ買い材料となった。取引レンジ:124円62銭-128円54銭。

■もみあいか、米朝会談開催が緩和剤に

今週のユーロ・円はもみあいか。欧州政治リスクへの警戒が続くなか、ユーロ圏の4月小売売上高(5日)や1-3月期域内総生産確定値などの経済指標が予想を下回った場合、ユーロ売りが再び強まる可能性がある。一方、史上初となる米朝首脳会談を翌週に控え、朝鮮半島の非核化に向けた両国の調整はユーロ売りを弱める材料となりそうだ。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・4日:4月生産者物価指数(前年比予想:+2.4%、3月:+2.1%)
・5日:4月小売売上高(前月比予想:+0.5%、3月:+0.1%)
・7日:1-3月期GDP総生産確報値(前年比予想:2.5%)

予想レンジ:126円00銭-129円00銭《FA》

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