日経平均は大幅続落、物色はディフェンシブセクターに限られる/後場の投資戦略

2018年5月24日 12:26

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22439.54;-250.20TOPIX;1778.58;-18.73

[後場の投資戦略]

 前日の大幅な下げに対する日経平均の自律反発も意識されていたものの、これまで心理的な支持線として意識されてきた25日移動平均線及び足元の価格帯別売買高で商いの積み上がりが確認されていた22500円水準を割り込んだことで、センチメント悪化が懸念される可能性がある。また、米国政府が自動車の関税引き上げを検討しているという報道が嫌気されていることから、自動車関連をはじめとした輸出関連に対する手がけづらさも意識されており、東証1部における物色対象は先高期待の高まりつつある内需・ディフェンシブセクターに限られてこよう。

 一部市場関係者による、「海外ヘッジファンドによる株価指数先物売りが出ている」との声も聞かれており、後場にかけてもインデックスに絡んだ商いに振らされる展開に対して注意が必要である。一方で、東証1部銘柄と比較して外部環境に左右されにくく、足元で決算を通過した好業績銘柄を見直す動きやテーマ物色が活発な中小型株へと押し目拾いの動きが出る可能性はありそうだ。(雲宮祥士)《AK》

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