日経平均は3日続伸、資生堂などの好業績株が押し上げ/ランチタイムコメント

2018年5月14日 12:24

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記事提供元:フィスコ


*12:24JST 日経平均は3日続伸、資生堂などの好業績株が押し上げ
 日経平均は3日続伸。54.89円高の22813.37円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えている。

 先週末11日の米国市場ではNYダウが91ドル高と7日続伸する一方、ナスダック総合指数は6日ぶりに反落するなど高安まちまちだった。アップルを中心としたハイテク株に利益確定の売りが出て、半導体大手エヌビディアも軟調な見通しを受けて下落した。週明けの東京市場では米ハイテク株安を嫌気した売りが先行し、日経平均は53円安からスタートしたが、寄り付き直後を安値にプラスへと切り返した。資生堂<4911>などに決算を好感した買いが入り、指数を押し上げた。

 個別では、資生堂が16%を超える上昇で日経平均を約44円押し上げた。第1四半期決算が市場予想を上回る大幅増益となった。自社株買い実施を発表した三井不<8801>も8%超高と上げが目立った。その他売買代金上位では武田薬<4502>、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>などが堅調で、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株も小幅に上げた。一方、マネックスG<8698>、SUMCO<3436>、SUBARU<7270>などが軟調。SUBARUは決算を受けてレーティング引き下げの動きが観測された。任天堂<7974>やトヨタ自<7203>は小安い。ルネサス<6723>は第2四半期見通しが嫌気されて5%超下げた。セクターでは、不動産業、倉庫・運輸関連業、化学などが上昇。反面、パルプ・紙、鉱業、金属製品などが軟調だった。

 日経平均は朝安後に切り返し、底堅さを見せている。為替市場では円安進行に一服感があり、積極的に上値を追う材料には乏しいとの見方もある。しかし、先週末の大幅高で節目の22500円水準を明確に上抜けてきたことから、今後は同水準を下値支持線として23000円回復を窺う展開を予想する市場関係者が多い。押し目を拾う動きが底堅さにつながりそうだ。また、決算を受けた反応はまちまちだが、資生堂のような好業績株を物色する動きも活発だ。今日、明日はそれぞれ300社超が決算発表を予定している。

 新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均とも4日ぶりに反発している。市場の関心が主力大型株に向かっているためこう着感の強い展開だが、ミクシィ<2121>が急反発するなど下げ過ぎ感から買い戻しや押し目買いの動きも出てきている。日経平均に比べマザーズ指数は出遅れ感が強く、今週前半までの決算発表を通過した後の水準訂正が意識されつつあるようだ。(小林大純)《AK》

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