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ユナイテッドアローズ、人手不足などに対応し物流センターを再編
「DPL流山I」の外観。(画像: ユナイテッドアローズの発表資料より)[写真拡大]
ユナイテッドアローズは、人手不足などに対応し、同社の物流センターを再編する。具体的には、大型マテハン機器(マテリアル・ハンドリングの略:倉庫内の運搬、入出荷作業をサポートする機器)を導入した最新型の物流センターを14日から稼働させ、通常事業の在庫を移行するとともに、アウトレット用の在庫を既存の柏の葉物流センターに置く2拠点体制とする。
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現在、同社の物流は、複数の課題に直面している。1つは人手不足による物流費の上昇だ。物流事業に関しては、優秀な人材を確保するために人件費が増加する傾向にあり、その対応のため、事業運営の省人化と、効率的な業務への対応が急がれている。
また、同社グループの事業構造の変化により、売上高に占める物流費の上昇も見逃せない。グループの事業は、ユナイテッドアローズ事業などに比べて、一品あたりの商品単価が低く、現状の物流体制のままでは、マーケットの売上構成比が上がると、売上における物流費の割合が上昇する可能性が大きい。
一方、複雑化した物流運営とコスト構造の不明確化も課題になっている。事業の拡大に伴い、既存の物流システムにさまざまな改良を加えた結果、物流業務が複雑化し、中長期的な成長への懸念が生じているという。そうしたことから、将来に向けて物流体制を見直す必要に迫られていた。
今回稼働する新センターは、大和ハウス工業が竣工した千葉県流山市の物流施設「DPL流山I」に入るもので、フロア面積約3万551平方メートル(約9244坪)の大型施設である。運営は、物流大手のセンコーに委託する。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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