国内ビール大手4社、共同で大規模なモーダルシフトに取り組む

2018年4月10日 10:56

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記事提供元:エコノミックニュース

関西・中国-九州間における共同物流のスキームの概況

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 アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービールの国内ビール大手4社が、物流部門における環境負荷の低減および長距離トラック輸送の削減を目的にドライバー不足へ対処し、関西・中国?九州間の社内輸送において共同でモーダルシフトに取り組むことで合意した。2018年4月9日から共同運送がスタートする。

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 計画によると関西・中国から九州へ向かうビール4社の専用列車を走らせる。各社の物流拠点から最寄りのJR貨物ターミナル駅を経て、JR大阪貨物ターミナル駅とJR岡山貨物ターミナルに商品(主に酒類・飲料)を集め、列車に積み込む。九州に到着した商品は、各社の最寄りにあるJR貨物ターミナル駅から、それぞれの物流拠点へ配送される。専用列車は、年間を通じて毎週月曜日に運行する予定だ。

 一方、九州から関西・中国へ向けた輸送は、九州地区にある各社の製造・物流拠点からJR福岡貨物ターミナル駅に集めた商品を、同区間の空きコンテナの輸送枠を活用して毎日運行する。

 この取り組みにより、4社合計で、大型トラック2400台相当の長距離輸送能力を鉄道コンテナで確保し、年間のCO2排出量が約1500トン(従来比で約74%)に削減できると試算している。

 ビール4社は、世界的に関心が高まっている温室効果ガス対策や、長距離トラック輸送のドライバー不足に伴う物流インフラの逼迫に対して、環境にやさしく持続可能な物流の共同展開を進めてきた。

 2011年8月から、すでに相互活用を進めてきたアサヒビールとキリンビールの配送拠点の共同化に加えて、2015年の春から、アサヒビール、キリンビール、サッポロビールの3社が、物流部門での環境負荷の低減を目指し、東京都で小型車配送の共同化を実施してきた。

 今回、新たに「競争と協調」の視点から、既存の枠組みを超えた大規模なモーダルシフトの協力体制を構築することで、ビール4社は、さらなる持続可能な社会への貢献を目指すとしている。(編集担当:吉田恒)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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