主要国の注目経済指標:3月米コアCPIは前年比+2%台に上昇か

2018年4月7日 14:50

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:50JST 主要国の注目経済指標:3月米コアCPIは前年比+2%台に上昇か
4月9日-13日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■11日(水)午前8時50分発表予定
○(日)2月機械受注-予想は、前月比−2.5%
民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の1月実績は前月比+8.2%、
8723億円だった。機械受注は、「持ち直しの動きがみられる」との基調判断が示された。
2月については、製造業はやや減少、非製造業は微増となる可能性があるが、全体では反動減となる見込み。

■11日(水)午後9時30分発表予定
○(米)3月消費者物価コア指数-予想は前年比+2.1%
参考となる2月実績は前年同月比+1.8%だった。家賃、衣服などの上昇がやや目立った。3月については家賃が引き続き上昇することが予想されているが、その他の項目でもいくつかは上昇するとみられており、インフレ率は2月実績を上回ると予想されている。総合指数もエネルギー価格の上昇によって2月実績を上回る見込み。

■13日(金)発表予定時刻は未定
○(中)3月貿易収支-予想は+261億ドル
参考となる2月実績は、ドル建ての貿易収支は輸出が大きく伸びたことから、337億5000万ドルの黒字。黒字幅は市場予想を大幅に上回った。3月については、輸入額の増加が予想されるため、黒字額は縮小する可能性が高い。なお、人民元ベースの3月貿易収支は1600億元の黒字と予想されており、黒字額は2月実績の2248.8億元を下回る見込み。

■13日(金)午後11時発表予定
○(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数-予想は101.0
同指数の3月改定値は101.4で2月実績の99.7を上回った。ただし、参考指標となる3月のCB消費者信頼感指数は127.7で2月実績の130を下回っていた。CBの消費者信頼感は歴史的に高い水準を維持しているものの、ピークは過ぎたとみられている。この結果を基にすると、4月ミシガン大学消費者信頼感指数は3月実績の101.4をやや下回る可能性がある。

その他の主な経済指標の発表予定は、9日(月):(日)2月経常収支、10日(火):(米)3月生産者物価指数、11日(水):(日)3月国内企業物価指数、(中)3月消費者物価指数、(中)3月生産者物価指数、(米)3月財政収支、12日(木):(欧)2月ユーロ圏鉱工業生産、13日(金):(欧)2月ユーロ圏貿易収支。《FA》

関連記事