ホンダ、「EveryGo」にクラリティ フューエルセルを導入

2018年3月29日 07:47

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Tsunashima SST内の水素ステーションと「クラリティ フューエルセル」。(画像: 本田技研工業の発表資料より)

Tsunashima SST内の水素ステーションと「クラリティ フューエルセル」。(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

 ホンダは26日、同社の車を気軽に利用できる新たなスタイルのレンタカーサービス「EveryGo(エブリゴー)」に、燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle 略称:FCV)「クラリティ フューエルセル」を導入することを発表した。

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 エブリゴーは、専用ウェブサイトから入会、予約を行い、カーシェアリングサービスのように無人ステーションから貸し出しが出来るホンダの新しいレンタカーサービス。利用もICカード運転免許証を予約した車の機器にタッチするだけという手軽さ。現在、東京や横浜、大阪に96拠点156台を展開している。

 ホンダは今回、新しいステーションを横浜市港北区の「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン(Tsunashima SST)」に設置し、クラリティフューエルセルを2018年の秋に導入する予定だ。

 「クラリティ フューエルセル」は2016年にホンダが発売したFCV。水だけを排出する高い環境性能を備え、1回の水素充填で約750kmの走行が可能。ドライバーをしっかりと守る7つのエアバッグ、対象の位置や速度の測定に優れたミリ波レーダーと、対象の形や大きさの識別に優れた単眼カメラを融合した高精度な検知機能を持つ運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備。世界で初めてボンネットの中に燃料電池のパワートレインを配置した新しい時代のFCVだ。

 Tsunashima SSTは官民学が連携しており、スマート集合住宅や国際学生寮、スマート商業施設、タウンエネルギーセンター、水素活用拠、スマート技術開発施設を兼ね備えた次世代都市型スマートタウン。ホンダはFCV普及の第1歩として、Tsunashima SSTに設置するエブリゴーに、クラリティ フューエルセルを配置する。

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