シセ、2018-19年秋冬コレクション発表

2018年3月28日 17:44

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記事提供元:ファッションプレス

 シセ(Sise)の2018-19年秋冬コレクションが、2018年3月24日(土)に東京・NTT日比谷ビルにて発表された。

■映画『ムーンライト』がテーマ

 4年ぶりのランウェイショー形式での発表となった今回のテーマは、映画『ムーンライト』。キービジュアルのグラフィックが映す色彩とともに、センチメンタルな情景が浮かび上がる。ショーのスタートは日没直前の18時。淡いオレンジや紫が混ざり合う空の下、ブルーの照明でライトアップされたランウェイをモデル達が歩いていく。

■グラフィカルなモチーフ

 バイカラーのアウターは、肩の部分を異なる素材で切り替え、色と質感のコントラストでまるで影を表現するかのよう。後ろには、ネオンサインのようなモチーフがライトブルーやピンクの刺繍で表現されている。ネイビー、マスタード、ゴールドのチェックプリントや、タイポ柄ジャカードなど、グラフィカルな要素が散見された。

■グラデーションを描く柔らかな色

 カラーパレットは、ボルドー、コーラルオレンジ、ピンク、バーガンディ、若草のようなグリーン、ビリジアンなど、柔らかでニュートラルな色を採用。チェリーピンクのトップスにコーラルのシャツを合わせたスタイリングは、袖口からブルー、パープル、グリーンのディテールが覗き、まさしく夕方の空のようなグラデーションを描き出す。

■スポーツテイスト

 目立ったのはウインドブレーカーにショートパンツの組み合わせやレギンス、トラックスーツにキャップといったスポーティーなルック。ショート丈のダウンジャケットは、パーカーの上からラフに羽織ることで、抜け感を見せる。

■上品な素材とシルエット

 ウール地で仕立てられたブラックのロングコートやフード付きコートは、上品な生地の光沢感とともに、美しいシルエットが印象的だ。ブラックで全身を統一したシンプルなスタイリングだが、思わず目を惹いてしまうような存在感を放つ。

■中性的かつ繊細に

 ツヤ感のある深緑やブラックで仕立てられたガウンもまた、端正な仕上がりだ。背中で2つにセパレートしたパターンを軽やかな素材で構築することにより、歩く度に風をまとい優雅になびいていく。シンプルなシャツや細身のパンツに組み合わせ、中性的で繊細なムードを演出する。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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