平昌五輪・男子回転 湯浅直樹は無念の途中棄権

2018年2月24日 10:24

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 平昌オリンピックは22日、竜平アルペンシアスキーセンターで男子回転が行われた。

 日本から唯一人出場した湯浅直樹は2回目でコースアウトし途中棄権に終わった。1回目は52秒89の36位。トリノ五輪以来となる入賞はならなかった。バンクーバー五輪銅メダリストのアンドレ・ミレル(スウェーデン)が合計タイム1分38秒99で初優勝を果たした。

■満身創痍で挑み続ける頂点

 初めての五輪となった2006年のトリノでは7位に食い込み、4位・皆川健太郎と共に日本勢50年ぶりとなる入賞を果たした。4年後のバンクーバーには選考から漏れ出場はならず、前回大会のソチで再び五輪に挑むも途中棄権に終わっている。

 本人曰く「死んでも攻める」という競技に対する姿勢。常に攻撃的な滑りをモットーとしてきた。反面、34歳のベテランの身体は怪我にも悩まされ続けてきた。

 ソチ大会の1カ月前に右足首を骨折し、緊急手術とリハビリの末、出場に漕ぎつける。今大会でも昨年の12月に判明した左膝の古傷の負傷を引きずっており、先月に手術を行った上での出場、万全とは程遠かったと言っていいだろう。

■日本のエースとして、闘争心は衰えず

 1本目、気合を入れるかの如く両手を叩き、勢い良くスタート。だが、スピードに乗り切れずバランスを保てない。何とかフィニッシュするも大きく後れての36位。下を向き首を何度も横に振った。2本目は序盤でコースアウト、あっけなく3度目の五輪は終わった。

 言い訳をせず、闘志を漲らせる外面とは裏腹に、コンディションが付いて来ていないのは明らかで、強豪と競い合える状態ではなかった。

 レース後、「もう一回戦いたい。ここで終わることは出来ない」と現役続行を明言。38歳での4度目の五輪出場を目指すとも語った。満身創痍で世界の頂点に挑むベテランに「4年後」は訪れるかどうかわからない。それでも、その勇敢な背中を見続けた後進が必ずや日本のアルペン界を背負う。(佐藤文孝)

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