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リバウンドも値幅取りの難しい相場展開【クロージング】
*15:45JST リバウンドも値幅取りの難しい相場展開【クロージング】
8日の日経平均は大幅に続伸。245.49円高の21890.86円(出来高概算18億2000万株)で取引を終えた。7日の米国市場では長期金利の上昇が嫌気されたが、NYダウは19ドル安と小幅な下落にとどまっており、昨日の時点でNYダウの200ドル安を織り込んでいた流れの中、ショートカバーが先行する格好となった。続伸で始まった日経平均はその後もじりじりと上げ幅を広げており、前場半ばには一時21900円を回復。しかし、次第に戻り待ちの売り圧力に押される格好となり、前日比ほぼ変わらずの水準まで上げ幅を縮める場面もみられていた。ただ、後場に入ると為替市場で円相場がやや円安に振れて推移する中、再びリバウンド基調が強まり、後場半ばには21977.03円と22000円に迫る場面もみられた。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。セクターではゴム製品、ガラス土石、輸送用機器、繊維、医薬品、化学、機械、精密機器、サービスが堅調。一方でその他製品、海運、食料品、陸運、電力ガスが小安い。指数インパクトの大きいところではファナック<6954>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、東エレク<8035>がけん引。半面、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ソニー<6758>がさえない。
日経平均はリバウンドをみせたが、5日線に上値を抑えられており、慎重姿勢は崩せないであろう。また、直近のマド埋めを意識させる流れが見られない他、一目均衡表では雲下限から放れつつある。ただ、週間形状では26週線を上回ってきている。週末の終値で同線を上回り、下ヒゲを残す形状となれば、いったんは目先底が意識されてきそうである。
とはいえ、米国は一先ず落ち着いているようだが、足元の乱高下による需給面での歪みが1、2日程度で解消されるとは考えづらく、値動きの荒い展開が続きそうである。また、ボラティリティーの指数を含め指数連動のデリバティブへの投資額が2兆ドルとの試算もある。これの巻き戻しが行われており、しばらくは波乱含みの展開が警戒される。明日は週末要因のほか、3連休前で積極的なポジションは取りづらいところである。先物主導によるインデックス売買から大きく動く可能性はあるものの、値幅取りの難しい相場展開だろう。(村瀬 智一)《AK》
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