マザーズ指数は小幅に5日続伸、IPOサインポストは初値3.9倍/マザーズ市況

2017年11月22日 17:46

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記事提供元:フィスコ


*17:46JST マザーズ指数は小幅に5日続伸、IPOサインポストは初値3.9倍
 本日のマザーズ市場は、米株高や日経平均の続伸スタートによる投資家心理の改善を背景に、前日までの流れを引き継いで買いが先行した。上値では利益確定売りが出やすく、祝日を控えていることもあって、前場中ごろを過ぎるとマザーズ指数はマイナスに転じる場面が度々見られた。しかし、日経平均が上値の重い展開となったことで再び中小型株に資金が向かい、マザーズ指数は引けにかけてプラスに切り返した。なお、マザーズ指数は小幅に5日続伸、売買代金は概算で1192.01億円。騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり105銘柄、変わらず12銘柄となった。
 個別では、エンバイオHD<6092>が11%高と商いを伴って急伸。中国から汚染調査や浄化案件が舞い込んでいると一部メディアが報じている。マーケットE<3135>は連日でストップ高比例配分。リネットジャパン<3556>は大幅続伸し、力の源HD<3561>も人気が続いた。その他では、ソレイジア<4597>、中村超硬<6166>、PKSHA<3993>、グレイス<6541>などが上昇した。一方、ミクシィ<2121>、串カツ田中<3547>、DMP<3652>などが下落し、SOSEI<4565>やフィルカンパニー<3267>は小安い。また、足元で人気だったオーケストラ<6533>が本日は急反落し、マザーズ下落率トップとなった。
 なお、サインポスト<3996>は上場2日目の本日、公開価格の約3.9倍となる高い初値を付けた。初値形成後も一時ストップ高を付ける場面があった。《HK》

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