乃木坂46 北野日奈子が活動休止を発表

2017年11月16日 21:30

印刷

 3年連続の紅白歌合戦出場も決まり、相変わらず好調な乃木坂46ではあるが、16日、人気メンバーの一人である北野日奈子の病気療養のための活動休止が公式ブログと本人のブログで発表された。

【こちらも】ドラマ主演が決まった西野七瀬の本当の魅力とは?

 北野は、この夏の全国ツアー以来、体調不良が続き、先日行われたアンダーライブ九州でも、欠席が多く、ファンを心配させてきた。病名は公表されていないが、盟友でもあった中元日芽香、伊藤万理華らの卒業に華を添えたいと、武道館では精一杯のパフォーマンスを見せてくれていたが、やはり相当体調は深刻だったのだろう。

 北野日奈子は、2期生の中では、堀未央奈に続いて、8thシングル『気づいたら片想い』で選抜入りを果たし、その後アンダーになるも、15thシングル『裸足でSUMMER』からは連続選抜入り。その一方で、『Zipper』の専属モデルに抜擢されるなど、2期生の中心として活躍していたメンバー。

 バラエティーでは、和田まあやと並ぶ「おバカキャラ」や、怪力を自慢するも、腕相撲で高山一実に負けるなど、噛ませ犬的なポジションにもつき、大きな声と、くるくる変わる表情、年齢より幼く見えるやんちゃな妹キャラなどで、場をかき回す一方で、犬好きがこうじて、捨て犬などの運動に興味を持ったり、番組のゲームで負けると本気で凹んでしまう繊細さも見せていた。

 写真集ラッシュの乃木坂の中でも、早くから幻冬舎で写真集を出すことが発表されていたが、他のメンバーが続々発売されるなか、いつの間にか置き去りになってしまったのは、どうやら本人の体調不良が原因であったらしい。

 本人は「握手会が怖い」という発言をしており、厄介なファンによって、かなりメンタルも傷つけられていたようだ。

 選抜入りを機に、毎日のように続けていた長文のブログも「読みにくい」と文句を言われ、バラエティ番組のあとは「うるさい」と説教され、彼女らしい奔放な振る舞いを許さないファンによってネットで叩かれているうちに、どうしていいかわからないところまで追い込まれたのかもしれない。

 番組での立ち振る舞いとは真逆に、人一倍繊細で、傷つきやすい彼女は、他のメンバーなら気にしないような暴言にも、いちいち傷ついていたのだろう。

 幸いなことに、今回の休業発表に関して、彼女を誹謗中傷する発言は多くはない。

 とはいえ、心無い人間は決して絶滅しないものなので、これからも体調不良を押して頑張ろうとするアイドルのメンタルを傷つけることでしか、アイデンティティを保持できない人たちは、湧き続けるだろう。乃木坂は、主力メンバーでも、スケジュールが厳しければ握手会欠席は許すグループだが、あえてもう一度、握手会の是非について考えるべきときなのかもしれない。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事