坂本龍一、JASRACに苦言 映画館からの洋楽使用料徴収で

2017年11月15日 20:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先日JASRACが映画館に対し外国映画に帯する音楽使用料の徴収方法を変更し、映画館から興行収入の1~2%を徴収する方針を発表したことが大きく話題となったが(過去記事)、これに対し音楽家の坂本龍一氏が批判的なコメントを述べている(BuzzFeed)。

 坂本氏は当初JASRACの方針変更に賛同するようなコメントを寄せていたが(朝日新聞)、BuzzFeedの取材に対しては劇場から徴収するなどの詳細については聞いていなかったと述べ、さまざまな規模の劇場から一律に徴収することについての疑問を呈するなど、JASRACの今回の方針に100%賛同しているわけではないと説明している。また、JASRACに対し襟を正して、透明性を高めていってほしいといったコメントも出している。

 さらに、以前話題になった音楽教室に対する使用料徴収についても、次のように批判的にコメントしている。

 音楽教室のなかで複数の生徒さんが演奏したとしても、内輪の範囲だと僕は思いますけどね。JASRACはちょっと踏み込み過ぎたんじゃないかな。そんなことよりも、ほかにやるべきことがあると思いますよ。

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