あのピックアップトラックが帰ってきた!ハイラックスの人気が上昇中

2017年11月11日 21:16

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トヨタのハイラックス。(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

トヨタのハイラックス。(写真: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

 昨今の車に対してどんなイメージを抱いているだろうか。「低燃費」だったり「コンパクト」だったりと様々なイメージを持っているだろう。しかし、最近それらを払拭するかのように意外な車が売れているのである。その車はトヨタの「ハイラックス」だ。

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 ハイラックスは1968年にトヨタから発売されたピックアップトラック型自動車。名前の由来は「High」と「Luxury」の2つの言葉を合わせた造語から。乗用車並みの豪華さを兼ね備えたピックアップトラックを目指すという思いから名付けられた。そのハイラックスが2004年以来、13年ぶりに日本で復活した。

 しかし、こちらのハイラックスは「低燃費」や「コンパクト」といった今時流行りの車に該当するものが一切ない。スイングドアに5mを超える大きなボディ、燃費が11.8km/Lと世間のイメージとは正反対の車だ。しかし、そのハイラックスは、発売された9月の時点で年間目標販売台数である2,000台を超える注文を受けているくらい人気だ。

 その後の売り上げも伸びていき、発売から2カ月の11月には年間目標の1.5倍となる約3,000台の販売を達成するほどの好調ぶり。ハイラックスを購入している年齢層は20代から40代までが75%を占めると言い、そのうちの5%は女性という結果も出ている。人気の理由は堂々とした車のボディに力強い4WD車の走行性能、アウトドアなどに生かせる大きな荷台などこれまでの車にはない魅力に引き寄せられたことが要因とも言えるだろう。

 これまでの車のイメージを覆しつつあるハイラックス。昨今では「若者の車離れ」が叫ばれているが、ハイラックスは若者に車に乗ることの楽しさを教えてくれる起爆剤になりそうな予感がする。「これまでにない刺激がほしい!」という人は、ハイラックスを試してみてはいかがだろうか。楽しませてくれること間違いなしだろう。

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