今週のマーケット展望「日経平均の連騰記録 過去最高を更新へ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)

2017年10月25日 11:46

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記事提供元:フィスコ


*11:46JST 今週のマーケット展望「日経平均の連騰記録 過去最高を更新へ」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)
 

こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。先週末に日経平均は史上最長記録に並ぶ14連騰となりましたね。記録はどこまで伸びるのでしょうか。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、10月23日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは14連騰となった日経平均について、『週明け月曜日にも続伸して過去最高記録を塗り替えるだろう。どこまで連騰記録を伸ばせるかは米国株次第だ。米国株相場が大きく下げるようなことがなければ、まだ上値を伸ばす余地がある』と見ています。また、22日には衆院選がありましたが、『衆院選は情勢調査で与党優勢と伝わった時点で既に織り込まれているから材料にならない。「衆院選の結果が与党圧勝となるか」という期待で買い上がってきた相場ではないから、選挙が終わっても「材料出尽くし」で売られることはないだろう』と選挙による大きな影響はないと分析しています。

続けて、『今週から4-9月期の決算発表が始まる。このところパターンとなっている安川電機の上方修正があれば幸先の良いスタートとなって相場のムードも一段と明るくなるだろう。決算発表についても「好業績は織り込み済み」という論調があるが、そんなことはない。日経平均などの指数をユニバースとした予想ベースのEPSは上方修正されていないので、なにをもって織り込み済みというのか定かではない。決算発表が出てくるにつれて予想EPSが切り上がり、それに沿って株価も上昇していくだろう』との見解を述べています。

最後に、今週の一番の注目イベントとして、26日に開催される「ECB政策理事会」を挙げています。レポートでは、『資産買い入れ減額(テーパリング)の決定がなされるか、その内容(スケジュールや減額規模)はどうなるか、そしてそれを受けた市場の反応と、幾通りもの組み合わせがあり、シナリオの特定が難しい。また、今回の会合で議論はするものの決定は12月に持ち越しという可能性もある』と言及しており、シナリオの特定が困難であることから、『いずれにせよECB理事会前は様子見ムードが強まるだろう』とまとめています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由《DM》

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