ケンゾー、高田賢三のアーカイブを再現したコレクション「メメント2」

2017年10月4日 11:12

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記事提供元:ファッションプレス

 ケンゾー(KENZO)は、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月27日(水)「メメント2(Memento No2)」コレクションを発表した。

 ケンゾーの創立者・高田賢三への功績に尊敬の意を掲げ、現デザイナーのキャロル・リム & ウンベルト・レオンがモダンに蘇らせるメメント第2弾は、東洋のエッセンスとアメリカ素材を融合させた、1986年のKENZOジーンズがインスピレーション源。デニム素材はもちろん、アーカイブから高田を象徴するタイガーがモチーフの「バンブータイガー」、そして竹にフォーカスした「バンブーストライプ」の2プリントに着目し、クリエーションを進めた。

 まず題材となったのは、夏の定番水着、そして開放感溢れるハワイアンプリントの2つだ。そこにアメリカ人から見た日本の要素が加わり、新しいクリエーションが生まれる。

 着物のディテールや腰を巻くラップベルト。和の要素が鮮やかなプリントシャツやドレスにのっていく。アーカイブプリントから着想を得て、ハワイアン模様にタイガーとバンブーを登場させた。グリーンやピンクが鮮やかに顔を出すプリントはスイムウェアにし、シャツはあえて褪せた色にしてヴィンテージライクに仕上げた。

 KENZOジーンズの基本ファブリックであるデニムは、藍色とほんのりダークな赤色・サムライレッドにアレンジ。メンズはボトムスを、ウィメンズはハイウエストジーンズとワークウェアを作った。さらに、これらのジーンズにバンブープリントをあしらったオーバーオールも展開する。これは、ジャンプスーツを数多く出した高田のアイデアからだ。

 小物ラインからは、アクティブなデザインを。PVC素材で作ったバックパックとキャップ、そして身軽に動けるウエストポーチを提案。バッグには、高田のコレクションを想起させるブランドロゴのタグをプラス。さらに、ビーチシーンにもぴったりなサンハットまでも。タイガー&バンブーモチーフミックスのショートパンツと合わせれば、夏の装いは完璧だ。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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