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今日の為替市場ポイント:米金利差拡大を意識してドル一段高の可能性も
記事提供元:フィスコ
*09:40JST 今日の為替市場ポイント:米金利差拡大を意識してドル一段高の可能性も
20日のドル・円相場は、東京市場では111円65銭から111円34銭で推移。欧米市場でドル・円は一時112円53銭まで買われており、112円17銭で取引を終えた。
本日21日のドル・円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて年内の追加利上げ観測が浮上し、112円台半ばで推移か。日米金利差拡大を意識したドル買いが進み、113円前後まで上昇する可能性も。
米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、FOMCで政策金利の1.00%-1.25%据え置きと、10月にバランスシートの縮小を開始することを決定した。ただ、同時に発表された政策金利見通しで、年内あと1回の追加利上げの想定を維持した。このため、市場ではタカ派寄りとして受け止められ、12月のFOMC会合での追加利上げ観測が再浮上した。これを受けて、
ドル高・円安基調が加速。また、米長期金利の低下もドル買いを促している。この流れは東京市場でも継続すると見られる。
本日午後に発表される日銀の金融政策会合では、長期金利をゼロ%程度に誘導する現行の金融緩和の維持を決定する公算が大きい。このため、日米金利差拡大によるドル買い・円売りが一段と強まる可能性がある。《WA》
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