高校野球福岡県代表は東筑、福岡大大濠を破り21年ぶりに出場

2017年7月29日 09:37

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 28日、夏の全国高校野球福岡大会決勝が小郡市野球場で行われ、東筑高校が福岡大大濠高校を3-1で破り21年ぶり6度目の出場を決めた。東筑高校は古豪であるが福岡県内屈指の進学校でもあり、公立高校の出場としても21年ぶりとなる。有力私立高校を次々と撃破し、自信をつけた臨んだ決勝戦で頂点に立った。

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 福岡大大濠は初回に1点を先制するが、東筑は2回1アウトからソロホームランで同点とすると続いてスクイズで逆転する。3回もヒットを集中させて1点を追加し、2年生エース石田旭昇が2回以降、無得点に抑えそのまま競り勝った。1点を先制されても余分な力を入れず、冷静にコースを投げ分けられたところによる勝利でもある。

 福岡大大濠は今春の選抜大会でベスト8に残り、福岡大会でも優勝候補筆頭にあげられ、甲子園でのリベンジも期待されていた。三浦銀二投手と古賀悠斗捕手はプロ注目の逸材であったが、春夏連続出場は絶たれた。低めの伸びるボールを丁寧に投げて6回以後、ノーヒットに抑えたが序盤に浮いたボールを狙われたのが最後まで響いてしまった。

 東筑は過去5度の甲子園出場のうち、「エース石田」で3度出場している。今回も「石田」が2回戦から7試合を投げ抜いて、新たな石田伝説を作った。

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