受刑者がドローン使いワイヤーカッター空輸して脱獄、米国で

2017年7月14日 20:50

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 米国刑務所にて服役中の受刑者がドローンを使って脱獄をしていたことが判明した(USA TODAYWLTX-TVSlashdot)。

 サウスカロライナ州で服役していたJimmy Causey受刑者(46歳)は7月4日、ドローンから空輸されたワイヤーカッターを使って刑務所の柵を切って脱獄に成功したと見られている。ベッドのシーツに紙を入れてダミーを作っていたため、しばらく刑務官を騙すことができていたようだ。

 容疑者は翌日になって確保された模様だが、逮捕時には拳銃、ショットガン、弾薬、4万7000ドルの現金を所持していたとのこと。

 刑務所側はドローンの悪用に対処するため、連邦政府に携帯電話などを利用できないように電波遮断機の設置などの対策を求めているという。 物理的に投獄されているが、(携帯電話が禁じられていない以上)事実上投獄されていないも同じだと批判する関係者もいるそうだ(The Post and Courier)。

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