コードの文脈判断し自動的にネットで公開のコード提案する「Codota」

2017年6月23日 07:49

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記事提供元:スラド

 プログラミングの際にコードの「文脈」を判断し、自動的にそれに適したコードを提案してくれるという「Codota」なるシステムが開発されたそうだ。このシステムはイスラエルのCodota社が開発したもので、このたび商業化に向けてベンチャーキャピタルから200万ドルの資金を獲得したという(TechCrunch)。

 CodotaではGitHubやプログラミング系Q&AサイトであるStackOverflowで公開されているコードを機械学習システムに学習させているとのことで、このデータセットを利用して適切なコードを提示するという。Codotaサイト上での説明によると、単にコードを提示するだけで、自動補完などは行わないようだ。この仕組みでは、提示されたコードを利用するにはユーザーが明示的にコピー&ペーストなどを行う必要がある。この場合、コードの流用によるライセンス違反などの問題は利用者が負うことになる。

 現在Codotaが対応する言語はJavaだけだそうだが、今後他の言語にも対応するという。現時点ではIntelliJ IDEAやEclipse、Android Studioなどに対応するとのこと。

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