今季J2昇格の大分、名古屋に4-1の大勝、後藤はハットトリック達成

2017年5月14日 08:07

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 13日に行われたサッカーのJ2第13節で、大分トリニータはホームで名古屋グランパスと対戦し、4-1と圧勝した。今季J3から昇格した大分が今季J1から降格した名古屋に力の差を見せつけるような勝ちっぷりだった。大分の後藤優介はハットトリックを達成、通算8得点で得点王争いのトップに並んだ。

 名古屋は先発に佐藤寿人が7試合ぶりに名を連ね、前線の活性化が期待されたが、試合の流れは大分にあった。前半21分、大分・伊佐耕平の絶妙なパスを受けた後藤優介がワンタッチで処理した後のシュートはGK楢崎正剛にセーブされる。だが、そのこぼれ球を小手川宏基が流し込んで先制する。後半8分、伊佐が倒され得たPKを後藤が左隅に決めると、直後の12分にはスルーパスに反応した後藤がGKをかわして3点目。

 名古屋も後半36分、フェリペガルシアが左サイド深くから低いクロスを送るとシモビッチがトラップしてのシュートで1点を返す。だが40分、大分はカウンター攻撃で前田凌佑からのボールを受けた後藤がGKと1対1になりゴール隅に決めハットトリックとなった。

 これで大分は今季J3から昇格しながらもJ1から降格してきた3チームの全てに勝利し、順位も5位とJ1昇格争いに加わる勢いである。一方、名古屋はJ2に降格してから初の大敗となり、順位も大分にも抜かれ6位にまで後退した。

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