60歳迎えた日本の名車「スカイライン」、歴代モデル展示イベント

2017年4月22日 10:01

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記事提供元:エコノミックニュース

1957年デビュー、初代ALSI型「スカイライン」。クラス最高出力の60馬力エンジンを搭載。当時の国産車最速の最高速度125km/hを誇った。「運転する喜び」を享受するセダンは、人々の憧れの存在だった

1957年デビュー、初代ALSI型「スカイライン」。クラス最高出力の60馬力エンジンを搭載。当時の国産車最速の最高速度125km/hを誇った。「運転する喜び」を享受するセダンは、人々の憧れの存在だった[写真拡大]

 日産自動車は4月20日、同社の中核モデル「スカイライン」が4月24日に誕生から60周年を迎えることを記念し、東京港区の六本木ヒルズにおいて特別イベントを開催する。

 日産「スカイライン」は、1957年4月24日に誕生した高級乗用車だ。当時、合併前のプリンス自動車が設計製造した4ドアセダンで、発売当時、同クラスにおいてトップの出力と最高速を誇るモデルで、多くの自動車ファンの「憧れのクルマ」として存在した。

 その後の歴代車においても、常にその時代の最先端の技術に挑み続け、進化し続けてきた。

 なかでも、1964年に発売された2代目プリンス・スカイラインGTは、第2回日本グランプリにおいて、ポルシェカレラ904GTSと互角の戦いを演じ、総合2位を獲得。「日本のファミリーセダンが世界を代表するレーシングカー「ポルシェ」を1ラップではあるが先頭を走った」と言うドラマにカーファンは驚喜。活躍したスカイラインGTを東京新聞は「羊の皮を被った狼」と表現した。「スカイライン神話」の始まりだった。

 そして、現在の13代目「スカイライン」も、日本を代表するモデルとして、最先端のテクノロジーでその走りを磨き、ドライバーの心を高揚させるという志を受け継いでいる。

 20日の特別イベント「SKYLINE TIMELINE」では、歴代の「スカイライン」13台を一同に展示すると共に、ゲストによるトークショーや、歴代車が発売された其々の時代にタイムスリップしその当時の「スカイライン」と共に写真撮影出来る体験会などを実施。

 同日、「SKYLINE TIMELINE」イベントに出席した同社、専務執行役員の星野朝子氏は、「これまでに、300万台を超えるスカイラインが国内で販売され、現在も、20万台以上が日本の道を走っています。60歳を迎えるスカイラインは、日産車の中で、最も長い歴史を持つモデルブランドです。同じ名称で60年もの長い間存続したクルマは、長い自動車の歴史において、大変貴重な存在です。これは、スカイラインに込めた日産のモノづくりのプライドを示していることにほかなりません。そして何よりも、『スカイライン』を愛する多くの方々の熱い想いに支えられてきた証です」と語った。

 なお、「SKYLINE TIMELINE」は、4月21日~24日まで、六本木ヒルズアリーナにて開催している。(編集担当:吉田恒)

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