マルマエ:受注残高水準維持、全体で5.2%増(3月末残高)

2017年4月12日 10:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

半導体・FPD製造装置用の真空部品など、精密切削加工のマルマエ<6264>(東マ)の3月末受注残高は,半導体分野の好調が続いたことで629百万円と前年同月に比べ5.2%増加した。

半導体・FPD製造装置用の真空部品など、精密切削加工のマルマエ<6264>(東マ)の3月末受注残高は,半導体分野の好調が続いたことで629百万円と前年同月に比べ5.2%増加した。[写真拡大]

■FPD分野、半年連続受注増記録~市場拡大に生産対応急ぐ

 半導体・FPD製造装置用の真空部品など、精密切削加工のマルマエ<6264>(東マ)の3月末受注残高は,半導体分野の好調が続いたことで629百万円と前年同月に比べ5.2%増加した。  特に、過去1年間受注残高が増加傾向を続けている半導体分野は、昨年4月残高に比べ、月毎に残高が増加傾向で、全体の受注残高を押し上げている。  この間、出荷検収も順調に進み、半導体、FPD両分野とも、四半期ごとの売上高が残高に沿って積上げられている。

 分野別状況は、半導体分野の受注が急拡大し、対前月増減率は27.5%増、対前年同月比283.1%増の450百万円となり、受注残の71.6%を占めている。  FPD分野は半導体分野には及ばないが、10月以降急速な受注残増が見られ高水準で推移し、前月に比べ9.6%増加し173百万円となった。

■生産能力増強にも目途、受注拡大を進める~FPD分野

 今後の受注見通しについて同社では、半導体分野では、市場環境が好調を維持すると見ているほか、FPD分野では第4四半期以降、有機EL向けと第10.5世代大型パネル向けの需要が拡大すると見ており、「全般的には、製造装置市場が急拡大することに備え、部品メーカーとしていち早くこの急激な市場拡大に対応すべく、下期から生産能力増強に取り組んでおり、一定の能力増強の目途が立った」と話しとるが、既に、受注増加効果が出始めたとみて、期末に向けて生産力の増強、受注拡大を進める模様だ。

グラフ=分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移 (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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