2016年度の 青少年のネットリテラシ調査結果が発表される

2017年4月12日 07:05

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記事提供元:スラド

 総務省が高校1年生を対象に行った「平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等調査結果を公表した(ZDNet Japan)。この調査は青少年のインターネット活用リテラシや活用状況などを把握するためのもので、全国89の高等学校等で約14,800名の「1年生相当」を対象に行われた。調査内容はネットの適切な利用法を問う「テスト」とアンケートから構成されている。

 テストにおいては全体の正答率は67.2%で、違法有害情報や不適正利用などに対する問題への正答率は高め、プライバシーやセキュリティに関する問題への正答率は低めとなった。また、利用機器についてはスマートフォンが圧倒的多数の94.4%で、タブレットを除くPCの保有率は2013年度調査が66.7%だったのに対し今回調査は33.9%と、ここ数年で大きく減少している。また、ゲーム機の保有率も74.4%から44.2%に大きく減少している点も興味深い。

 スマートフォンの利用時間については、平日は一日当たり2~3時間が最多。一方休日は3~4時間が最多となっているが、6時間以上利用するという回答も18.9%と一定数見られた。このうち、大多数がSNSに多くの時間を費やしているようだが、長時間の利用者においてはオンラインゲームに多くの時間を費やす傾向も見られている。

 ただ、インターネットの利用に利点を感じている青少年が多いいっぽうでフィルタリングについては大多数が肯定的に捉えている点は気になるところではある。

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