4月7 日のNY為替概況

2017年4月8日 04:32

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記事提供元:フィスコ


*04:32JST 4月7 日のNY為替概況
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円17銭まで下落後、111円37銭まで反発し、111円20銭で引けた。

米3月雇用統計で非農業部門雇用者数が10万人を割り込むネガティブサプライズとなったことに失望し一時ドル売りに拍車がかかった。米国のシリア攻撃により地政学的リスクの上昇を警戒した円買いも目立った。しかし、失業率が10年ぶりの低水準になるなど、「利上げ軌道は変わらない」との見方が強まったほか、ダドリーNY連銀総裁が年末から来年初めにかけてバランスシート縮小を開始するとの見方を示したため債券利回りが上昇に転じ、ドル買いも再燃。

ユーロ・ドルは、1.0666ドルへ上昇後、1.0581ドルへ下落した。スウェーデン、ストックホルムでのテロとの思惑もある事件を警戒したユーロ売り、欧米の金利差縮小観測を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、117円38銭から117円88銭まで上昇した。

ポンド・ドルは、1.2451ドルから1.2371ドルまで下落した。低調な英国の経済指標を嫌ったポンド売りが継続。

ドル・スイスは、1.0030フランへ下落後、1.0096フランへ上昇した。

[経済指標]・米・3月非農業部門雇用者数:+9.8万人(予想:+18.0万人、2月:+21.9万人←+23.5万人)・米・3月失業率:4.5%(予想:4.7%、2月:4.7%)・米・3月平均時給:前年比+2.7%(予想:+2.7%、2月:+2.8%)・米・2月卸売在庫改定値:前月比+0.4%(速報値:前月比+0.4%)・米・2月卸売売上高:前月比+0.6%(1月:前月比+0.3%←-0.1%)・米・2月消費者信用残高:前月比+152.06億ドル(予想:+150.00億ドル、1月:+108.65億ドル←+87.94億ドル)

 《KY》

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