NTTPC、IoT/M2Mサービスで月額280円の低価格プラン開始

2017年3月1日 09:20

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 NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は28日、IoT/M2M市場に向け「Master’sONE モバイルM2M」を刷新し、ニーズの高かった低価格プランを始め、多数の端末で通信量をシェアできる従量プランやバーストトラフィックに対応した通信量追加クーポン、運用自動化のAPIなど、よりIoT / M2M利用に適したメニューや機能の提供を開始した。

 料金プランでは、月額280円(価格はいずれも税抜)のライトプランと通信量クーポン(オプション)、通信量をシェアできる従量プランを新たに提供する。

 ライトプランは、128kbpsを上限速度とし、月間30MBまでの通信量を含むプラン。安価な固定料金で利用でき、IoT/M2M導入時の検証やテキストファイルなどの軽量データを扱うユーザー向けに提供する。月間30MBを超えると月末まで通信速度が最大10kbpsに制限されるが、必要に合わせて通信料クーポンを購入できる。

 通信料クーポンは、 速度制限のないモバイル通信を100MBから利用できるもの。一時的な大容量通信や、通信速度アップさせたいときなど、必要に合わせて利用できる。100MBの場合、標準クーポンが100円となっており、下り通信速度が10kbpsに制限される上りクーポンは20円。他に、300MB、500MB、1GBのクーポンを用意する。

 従量プランは、通信量・通信速度共に無制限のプラン。月間30MBの通信量を含んで月額280円と低コストで始められ、契約回線全体で通信量をシェアできるため月内の通信量を無駄なく利用できる。月内の通信量を超えても、上り通信1MBあたり0.2円で利用でき、安価にIoT / M2Mネットワークを構築することが可能だ。

 なお、従来の128kbpsの通信速度にて月間128MBの利用が可能な月額700円の「モバイルM2M」は標準プランとして引き続き提供する。このプランでは、月間128MBを超えると月末まで通信速度が最大10kbpsに制限される。

 また、SIMの通信量確認や通信停止・再開、クーポンの購入といった制御をAPIからコントロールできる「SIM管理API」の提供も開始する。ユーザーのシステムからNTTPCの帯域制御装置に通信制御命令を送信できるため、人手を介さずSIMを緊急停止するといったリアルタイムでの運用が可能だ。また、オプションのクーポンも「SIM管理API」で購入でき、端末のファームウェア更新と連動してクーポンを追加するといった仕組みの構築も可能。

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